映画好きな株式公開/上場(IPO)を目指す会社の経営戦略、マーケティング、M&Aを応援するCSR経営コンサルタントのプライベート(非公式)ブログです。


by mack-inomata
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沈まぬ太陽

国民航空の労働組合委員長を務めた男が主人公の映画。


映画『沈まぬ太陽』

私は無粋な男ですから、ほとんど小説を読まないので、本作品に
ついても原作の内容を存じ上げません。

されど、群馬県の御巣鷹山でジャンボ機が事故を起こす内容は、
フィクションとはいえJALを容易に想起させ、ほとんど満館の
観客もそれを理解して観ていただろうと思います。

この映画が難しいのは、優れたキャストが一流の演技を魅せるか
ら素晴らしい映画なのか、主観的にリアルすぎる脚本がノンフィ
クションを思わせるのか、はたまた日本のフラッグキャリアの先
行きが不透明な現状において、その経営を左右する力を持ちうる
ポテンシャルに仕上がっていることなのか、評価が際どいことで
しょう。

いっそこのまま際どい評価で幕引きになるのが、総合的な判断に
おいてよいのかもしれないとまで考えます。

少なくとも、私自身はかれこれ25年近く前の暑い夏休みの日を
まざまざと思い出しました。

人間には、たとえ同じ一つの出来事でさえ、忘れた方が良いこと
と忘れてはならないことがある。どちらからも学ばなければなら
ないということ。

その記憶を思い出したことが、沈まぬ太陽の意味かもしれません。

感謝!
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by mack-inomata | 2009-11-19 20:09 | 映画(CINEMA)
マレーナという映画で一番多く登場するのが、マレーナの自宅の場
面です。このシリーズの最初にも書いたとおり、この映画の設定は
イタリア・シチリアとなっていて、実際にシラクーザ、ノートで撮
影されました。

しかしながら、自宅のシーンはトルナトーレ監督が明言しているよ
うにモロッコで撮影が行われているところ、エンドロールにもモロッ
コとしかクレジットがなく、モロッコのどこかまでは分かりません
でした。

ネット上の情報を色々調べたら、実際の撮影地はアル・ジャディー
ダだという街の外れで撮影されたことが判明。もちろん当然、撮影
地を訪れるためにそこまで行きましたよ。

モロッコ

モロッコ

劇中に出てくる「マレーナの家」は、現地で撮影を手伝ったという
オジサンに聞いたらセットを建設したということで、普段は更地に
なっているところです。

現地を訪れてみると、なにも意識していなければ何気なく通り過ぎ
てしまうような場所であり、改めて考えてみるとここでの撮影をあ
たかもシチリアであるようにみせる映画屋さんたちの仕事振りには
舌を巻きます。

世界遺産になっている城塞都市のなかに入っていくと、海に面した
水門のところも撮影がされたことに気づきました。

モロッコ

ニュー・シネマパラダイスのパラッツォ・アドリアーノでも気づい
たことですけれども、本当に何気ないちょっとしたところで撮影が
行われていて、私たちが普段通り過ぎてしまうような風景を見事に
切り取りスクリーンに広げてみせる才能は、世界での評価に値する
ものだと再認識いたしました。

モロッコ

感謝!
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by mack-inomata | 2009-11-14 20:04 | 映画(CINEMA)
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の2000年公開の名作「マレーナ」。


マレーナ

劇場公開時には少々物足りないという感想もありましたが、それは
世界公開版はエディットされて10分ほど短い短縮版だったからで、
オリジナルのディレクターズ・エディションをみると本来それ以上
削るものも付け足すものもない、もっと評価されていい佳作だった
ことが分かります。

それ以上でもそれ以下でもない佳作だったというのは、その作品と
しての出来映えや味わいが人心に残るものだったという評価に置き
換えてもよいでしょう。

すると、やはりスクリーンに映し出される美しい景色を、是非とも
生きているうちに見てみたいと思うようになるもの。

そういう理由で、イタリア・シチリア島のシラクーザへ出掛けまし
た。

シラクーザ

シラクーザ

映画でもほぼそっくりの風景が映し出されるのは、シラクーザの
沖合いに浮かぶオルテイジア島のドゥオモ広場。世界遺産です。

シチリア島というのは、日本でいうところの四国のようなところ
でのどかで時間の進むスピードも緩やかな、とても良い場所です。

毎日何件ものアポをこなすような生活を送っている日常からする
と、とても非日常のように感じられますが、ご当地の方からみれ
ばそれはそっくりそのまま返されてしまうでしょう。

シラクーザ

映画のなかでもテラスを出すバールだったところは、現代になっ
てパラソルがついた分だけ新しくなった(笑)という印象です。

ちなみに、世界遺産の広場で飲むカッフェというのは、いくら地
中海に浮かぶ田舎の中とはいえ一等地。よい値段でした。

シラクーザ

私が出掛けたのは真夏でしたので、カッフェ・フレッドを頼んで
も喉を潤すには程遠い状態でしたから、広場の端にあるジェラテ
リアでジェラートを食べました(これが美味しい!)。

感謝!
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by mack-inomata | 2009-11-12 20:00 | 映画(CINEMA)
2000年の傑作「マレーナ」のロケーションはシチリア島にある
カステルクトという架空の町ですが、このカステルクトの”街”を
作りあげているのが、前回書いたシラクーザのドゥオモ広場とシラ
クーザから小一時間ほど離れた、このノートの町です。

ノート

ノートは中世のゴシック建築で有名ですが、街の中心部はいわゆる
「ゴシックだらけ」の様子で、晴れ上がった地中海の蒼い空ととも
に、まるで地上の楽園のようです。

アジアの雑多な街並みに慣れた目線で「綺麗だな」などとぼんやり
歩いていると、映画に出てくるワン・シーンが目前に現れて驚きま
ました。

ノート

ここは映画の冒頭でまったく同じカットが使われています。

また映画のなかでは、鉄道の駅のシーンも登場しますけれど、カス
テルクトの駅として登場していたのがノートの駅で、DVDをみる
と普段使われている駅舎部分にセットを建築して撮影したようで、
それ以外はまったく映画のなかと同じなので、この映画のファンに
は垂涎の場所でしょう。

ノート

ノート

実際に訪れてみると人っ子一人いない寂れた無人駅で、平日の昼間
だというのに何もしていないと思われる大の大人がフラフラしてい
るので少し恐い思いをしましたが、話し掛けてみたら「アフリカか
ら出稼ぎに来ていて、これからシラクーザに行くんだ」と話してく
れました。

こんな小さな勇気も旅を豊かにしてくれます。


マレーナ


感謝!
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by mack-inomata | 2009-11-05 20:04 | 映画(CINEMA)