映画好きな株式公開/上場(IPO)を目指す会社の経営戦略、マーケティング、M&Aを応援するCSR経営コンサルタントのプライベート(非公式)ブログです。


by mack-inomata
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<   2012年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧

あなたへ

劇場で観てきました。「いい映画」です。本当に「いい映画」です。

それ以外に適切な言葉が見つかりません。



あなたへ.jpg



何か言葉にしようとすると、そこから何かが失われてしまうの

ではないかと思うくらい、繊細で温かい。



メディアでは、高倉健さんの主演映画という切り口で語られて

いますけれども、キャスト全員が素晴らしいし、撮影のすべての

カットは隙がなく完璧だし、降旗監督の映画観もしっかり伝わっ

てくる至福の作品だ。



おそらく後年になって振り返っても傑作と評されるだろう、歴史

に足跡を残す作品といっても過言ではないでしょう。これを越え

る作品はちょっと考えにくいので、日本映画では今年一番になる

のではないかと思います。



男の視点としては、これ以上は難しいのですが、あえて女性の皆

さまに観ていただきたいのは、健さんの後姿です。



全カットのなかでは、あまり多くみられないのですが、だからこ

そ、孤独を背負って生きる孤高の男の姿というものを瞼に焼き付

けることができる数少ないチャンスです。



これを知らずに男は永遠に理解できないし、女として生まれた価

値を賭するに値します。



なぜ男は黙っているのか。なぜ男は最後に一言だけつぶやくのか。



男も女も、この一点は人生を賭けて考える価値があるでしょう。





感謝!



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by mack-inomata | 2012-08-31 14:56 | 映画(CINEMA)

さまよう刃

先日のテレビ放送を鑑賞しました。




さまよう刃



公開当時、劇場で見たいと思っていたのですが、仕事が忙し

かったか何かの理由で間に合わなかった作品です。



主役の寺尾聰さんは、年を追う毎に宇野重吉さんに似てきて、

悟りを求めるといいますか、なにか眼には見えない本質的な

ものを追求するような姿勢が見られるように感じています。



その寺尾聰さんの求道精神のようなものが、演技と作品に表

れているだろうことは、劇場公開当初から期待していたので

すけれども、改めてTVの画面で見てもそれが診られて、や

はり銀幕で観て置きたかったと思いました。



劇場公開時というのは、マスコミ報道が取り上げるので、キャ

ストの俳優さん達や、ストーリー、監督などの印象によって、

良くも悪くも色眼鏡をかけて看てしまいがちになりますけれ

ども、暫く経過してからTVで観るというのは、その粗熱が

冷めてからゆっくりと鑑賞できる、というメリットもあるも

のです。



それでも、銀幕で観たかったという感想は、本作が本物の映

画の一本だという価値を見事に主張しているのでしょう。



最後のシーンは、誰が代われるものでしょうか。





感謝!





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by mack-inomata | 2012-08-30 12:53 | 映画(CINEMA)
ということで、昨日に引き続き1日ぶりの「あぶない刑事」です。




もっとあぶない刑事



じつは先週末、久しぶりに「もっともあぶない刑事」を見ましたが、

やはり最高傑作だと意を強くするとともに、ひとつ気づいたことが

ありました。



それは、作品全体を貫く「リズム」です。



あぶない刑事には、ジャズのリズムが一貫して流れていることに

気づきました。ストーリー、各役者さんの演技、コマ割、音楽、

進行等、すべてについてです。



もっともあぶない刑事が最高傑作だというのは、バブル景気時の

派手な作りだからという理由ではなくて、作品の底辺に大人の余

裕ともいえる間があって、その間を上手に保ちつつもストーリーが

展開していく品の良さが上質な全体感に繋がっているのです。



ですから、この作品の後で何度か復活したあぶない刑事の劇場作が

往年のTVドラマを真似たカットや演技や音楽を盛り込んでも、

この作品特有の雰囲気を遂に出せなかったのは、このリズム感の

欠落に原因があると思います。



インターネットが普及し、メディアミックスが当たり前になって、

映画制作も広告宣伝サイドの意見が大きく影響するようになって

久しいですが、メディアを通じて吸い上げた消費者の意見という

のは、所詮素人の無責任なフィーリングであって、原作者サイド

と同等の情熱からもたらされるような貴重な意見というのは、

アンケートの設問からはみ出たところにあるものです。



マーケティングサイドが「面白い作品」を求めるからという理由

で、短いカット割や、すべるかどうか際どいようなギャグを言わ

せたり、すっかり手垢のついたようなお約束の演技を歌舞伎よろ

しくやらせたりしても、それは本質的な意味で「お客さんが求め

る大切なお約束」とは限らないのです。



それよりも何よりも、多くの方があちらこちらで発表している

あぶない刑事特有の”大人の世界”というものを、それが似合う

場所で、思いっきり派手に、大の大人が楽しんでやる。そういう

映像の奥行きに、銀幕のこちら側の人間も自分自身を投影する

から、映画とは面白いのではないかと思います。



やはり、新作は村川透監督でお願いしたいですね。





感謝!



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by mack-inomata | 2012-08-28 12:54 | 映画(CINEMA)

甦ったあぶない刑事

あれは確かゴールデンウィークの頃だったか、とある動画投稿

サイトから「あぶない刑事」の動画が一斉に削除された出来事

がありました。



投稿されていた動画は、著作権法の知識の乏しい一般の方に

よるものと思われましたので、権利者による一斉削除があった

ということは、裏返せば積極的に著作権管理の必要性が高まっ

たということであり、すわ新作映画のアナウンス間近かと期

待が高まったものです。



その後、梅雨が明け夏になって報道されたニュースは、期待の

新作の封切ではなく、本作後の刑事ドラマの流れを変えた別の

刑事物の新作ニュースでした。



そういう経緯をもって眺めていたら、最近になって流れてきた

ものが「あぶない刑事DVDマガジン」発刊のニュース。



あぶない刑事DVD.jpg



はは~ん。そういうことでしたか!



なんでも、あぶない刑事25周年を記念してのTV番組を復活

収録させたDVD雑誌が隔週で発行されるとかで、全51話を

収録で全25巻を定期購入すると締めて38,950円ですが、オリ

ジナル手帳のプレゼント特典付き。



ちょっと調べてみると分かりますが、既発のDVDボックスを

全て集めてコレクションすると、この金額を越えてしまうので、

こちらのDVDマガジンを購入して、往年のTVプログラムと

同様に毎週1話ずつ毎週楽しむのがオツのような気がしてきま

した。



本来ならば、今年は劇場版あぶない刑事が製作される当たり年

ですので、このDVDマガジンが好調ならば新作製作にもOKが

でるのではないかと期待が膨らみます。



明日は書店へGO!ですね。





感謝!

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by mack-inomata | 2012-08-27 17:21 | 映画(CINEMA)

必要な無駄

昨日だったか、山田洋次監督が映画館から映写機とフィルムが

消えていく現状に対して仰った言葉です。



厳密には、現代という時代背景や映画のあり方のようなもの

まで網羅した上での一言ですから、前後の文脈を切り取って

受け止めるのはよろしくないのですが、無用の用ということ

と同義と受け止めてよいのではないでしょうか。



「寅さんは、正にそういう存在で、居なくてもいい人間なん

だけれども、そういう人がとても大切で、いなくてはいけ

ない」という風に、インタヴューにお答えされていました。



”そういう”と表現すると多分に感覚的で、もしかすると

理解が難しいという方もいらっしゃるかもしれません。



別の視点からみると、割り算の余りのようなものかもしれ

ません。



あるいは、エジソンの言う「うまく行かない一万通りの方法」

かもしれません。



そういう先人の経験の上に、私たちが今生活できている近似

値による正解が残っていて、この近似値による形式知だけが

全てと理解すると、とんだ間違いを犯すことになる。



常に変わらない正解なんてない、という風に考えてもよいで

しょう。



私は必要な無駄でありたいと思います。



さて、指に唾つけて風に訊いてみるか。






感謝!



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by mack-inomata | 2012-08-24 13:08 | 映画(CINEMA)