映画好きな株式公開/上場(IPO)を目指す会社の経営戦略、マーケティング、M&Aを応援するCSR経営コンサルタントのプライベート(非公式)ブログです。


by mack-inomata
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Burlesque

元々はフランス語だそうですが、現在ではアメリカ経由の英語

読みの方が一般的になっています。日本では「バーレスク」と

読まれています。



CHICAGOの二番煎じという触れ込みで、DVD観賞をした

のですが、先日も書きましたとおり、私は歌劇スタイルの映画が

苦手なので、こちらの方が楽しめました。




バーレスク



お恥かしながら、私はバーレスクという単語にきちんとした

意味があることを知らずにいまして、改めて調べてみたら

色気を売りにしたダンスのことだそうです。例えると、ポール

ダンスのポールのような意味合いです。



しかしながら、昨今では単語が勝手に一人歩きをして、バーレスク

スタイルというストリート系ファッションもあるようですので、

それが良いか悪いかは別としても、ある程度の知名度があって

認知が確立していることの方に驚きました。



さてそれで本論の映画に戻ると、確かに演出などはCHICAGO

によく似ているものの、あちらは時代劇こちらは現代劇です

からはるかに親しみやすく、舞台がLAということもあって

この作品も1980年代のアメリカ西海岸の陽気な雰囲気を

感じさせるエンターテイメントに仕上がっています。



素晴らしく見ものなのは、キャストのダンス力にあり、若干

くどさを感じさせる歌に代わって、ダンスを協調して見せる

シーンがもう少し多かったら、より満足度は高くなったのでは

ないかと惜しさを感じさせます。



個人的には、パート2が観たいですね。





感謝!



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by mack-inomata | 2013-01-23 13:51 | 映画(CINEMA)

TED

「大ヒット上映中!」という、見た目はかわいいが中身はオヤジ

のテディベアの映画(笑)。




TED



作品をみた印象は、80年代のバブル時期のPVが2時間に亘っ

て繰り広げられるというもので、映画にCGが導入されてヴァー

チャルリアリティと呼ばれるようになった、あの”リアリティ”が

つく前の「ただのヴァーチャルな映像」がお好きな方には、

楽しんでいただけると思います。



ノリとしては、いわゆるハリウッドB級娯楽映画の雰囲気です

ので、アメリカの戦後風俗が分かっているというか、現在30代

から40代後半くらいのアメリカ人にはストライクとなるストー

リーです。



そういう意味では、私は字幕版を観ましたけれども、字幕はかなり

の意訳が含まれていて、しかも背景の社会風俗が分からないので、

どうせ分からないのなら、日本語版で何も意識せずに観た方が

面白いと思います。日本語版がおすすめです。



日本でのセールスコピーは「世界一ダメなテディベア、出没。」

というものですので、このコピーにピンときた方には笑って

いただけるでしょう。



「動いて、喋って、オヤジになった。」というところは、意外と

シャレにならないかも(笑)





感謝!



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by mack-inomata | 2013-01-22 15:12 | 映画(CINEMA)

Les Misérables

レ・ミゼラブル。

大ヒット公開中の映画作品の方です。




レ・ミゼラブル (LES MISERABLES)



じつは、私は歌劇が苦手です。どんな演劇でもで映画も、物語

(ストーリー)があるわけですけれども、歌劇という形になると

他愛ない台詞も無理やりメロディー付けされて反って不自然に

なるため、ストーリーまで曲げられているように感じてしまう

ことがあるためです。



ですから、この作品も、同じように歴史的価値ある作品として

評価されているシェルブールの雨傘も、観ていて途中で疲れて

しまいました。きっと映画として観ようとするからいけないの

でしょう。キャスティングされている俳優さんの演技だけを観

て良かったかどうか、という視点なら、観られるのだろうとも

思いました。



今回の映画版は、ヒュー・ジャックマンをはじめ全ての俳優が

歌いながら演技をするという、難しい演技をこなしていて、舞

台の芝居と比較して映画というスクリーンのなかだからこそ

実現できる演出の限界を越えた演技が見ものになっています。



一方で、同時に映画というのはスクリーンという2次元に範囲

が限定されるという制約もあって、この限界は演劇の方が簡単

に上回ることになります。演劇版と映画版は、キャスティング

以外にも、こういう関係にあることを理解した上で、歌劇を楽

しめる人がミザリーを越えて涙を流す作品です。





感謝!



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by mack-inomata | 2013-01-21 12:09 | 映画(CINEMA)

東京家族

明日公開される山田洋次監督最新作の試写会にお招きを預かり

まして、世間様より一足早く観てまいりました。



東京家族.jpg



一言でいえば「国宝」です。この作品も東京物語も。



あえていえば、日本人の日本人による日本人のための作品、と

でも言えばいいのでしょうか。



作品のサブタイトルになっている「おかしくて、かなしい。

これは、あなたの物語です。」というのは、いみじくもけだし

私や私たちの物語だからです。



当然のことですが、この作品は映画であり、劇場に配給されて

公開され、興行のカテゴリで語られることは自明です。先ほどの

サブタイトルも「山田洋次 監督50周年記念作品」も、東京

物語というモチーフも、小津安二郎監督へのオマージュも、

すべてこの世界の範囲内で語られるでしょう。



しかし、本作はそれらの範囲を超越した存在感をもって、私たち

の前に映し出されます。いえ、むしろ私たちの内面に確かにある

記憶のようなものを描き出しています。



それは、監督がいう「2012年夏の東京」ではありますが、

一方でこれまで時間を積み重ねてきて到達した2012年という

資産的(あるいは負債的)な厚みをもつ2012年なのです。



したがって、この作品を形容するすべての言葉を取り払った後に、

私たちの日常として、あるいは生活として、その機微をひとつ

ひとつ丁寧に拾い上げた集大成と、その結果として結実される

「侘び・さび」こそが、商業作品の枠を超えた「国宝」と表現

する理由です。



山田監督ご自身は、そこまで言葉にして発しないでしょうけれ

ども、視聴者側からしてそういう作品であると言葉にして表す

ことが求められていると感じました。



「別格」です。





感謝!



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by mack-inomata | 2013-01-18 10:16 | 映画(CINEMA)

ハウルの動く城

先日のTV放送で観た宮崎駿さんの作品。




ハウルの動く城



世間様には大変申し訳ないのですが、私自身はジブリ作品を観ると

違和感を感じてしまうことが多く、なかなか大絶賛になりません。



というのも、宮崎駿さんの作品は必ずといっていいほど不気味な

ほどエキセントリックなキャラクターが登場して気分が悪くなって

しまうこと、高畑勲さんの作品はノスタルジックなものが多い

ように見受けられますが、アニメーションで表現するのが最適か

どうか分からないと感じてしまうからです。



アニメーションが最適な表現手段のときは、表現内容に違和感を

感じ、表現内容が受け入れられるときは、アニメーションが最適

な表現手段と感じられないのです。これは、ジブリさんの志向

する映画の表現ポジションと、私が映画に求める表現ポジションが

ミスマッチを起こしているのだろうと思いますし、世間様はその

表現が繊細で鮮やかなところをご覧になって、評価なさっている

のでしょう。今回の作品も、私にとっては従来と同じ路線の同じ

表現形態のものでした。



アニメーションでの作品作りは、じつはかなり難しい行為なの

ではないかと考えています。実写であればオーディエンスの視線

は俳優さんの表現に目を取られ、良くも悪くも日常の延長上で

咀嚼、消化されていくものですけれども、これがアニメーション

になると、余計なノイズをデフォルメできるアニメの特性として

表現が直接的になるため、脚本もこの特性に引きずられてストー

リーとしてレベルが低下しがちになること。例として、バブル

経済崩壊後の低予算で作られた日本のアニメ作品の多くが、創造

性と脚本の両面においてレベル低下を起こしたことで実証済みと

いって構わないと思います。



私は、スタジオジブリという会社や宮崎駿さん、高畑勲さんは

そこの課題に挑戦している素晴らしい方々だと思っていまして、

だからこそ、孤高の頂点に君臨し続ける雲の上の作品を長年

待ち望んでいるのですが、その姿というのはアニメならではの

表現のフォルムのなかに没入してしまうものではなく、アニメ

でも実写でもCGでも通用する表現のフォルムをアニメ独特の

柔らかさで紡ぐ種類のものです。



ヴァーチャルかリアルかという二元論からみれば、CGも同様の

効果は期待できるわけですが、アニメは初めからヴァーチャル

だという前提を合意できているわけですから、そこを基盤に

どこまでオーディエンスのリアルに近づけるか、という課題が

「そこの問題」に挑戦する正攻法だと考えます。



また別の言い方をすれば、アニメか実写かCGかという選択

ではなく、演劇かライヴか映像かという選択で考えた方がよい

問題だと思えるのですが、いかがでしょうか。



私にとって「ハウルの動く城」で素晴らしかったのは、倍賞

千恵子さんの声でした。





感謝!



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by mack-inomata | 2013-01-17 13:03 | 映画(CINEMA)