映画好きな株式公開/上場(IPO)を目指す会社の経営戦略、マーケティング、M&Aを応援するCSR経営コンサルタントのプライベート(非公式)ブログです。


by mack-inomata
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選挙


投票価値の平等に関する最高裁判決についてではありません。

映画の話です。



数年前「選挙」という映画があったそうです。私はDVDで

はじめて観ました。




山内和彦/選挙



映画といっても、候補者の友人である映画監督が選挙戦を密着

撮影して編集したドキュメンタリーで、そのままといえばその

ままの内容です。



これが、どこで誤解されたのか海外で大反響を呼び、日本以外に

12ヶ国で公開上映され、ドイツでは「出演者が、みな演技して

いるようにみえないくらい上手で素晴らしい」と大絶賛だったの

だとか。



この声を聞いた方が、演技ではなくそのまま撮影したドキュメン

タリーだと解説すると、唖然として開いた口が塞がらなかった

とか。



それはそうでしょう。政策を訴えるわけでなく、ひたすら名前と

お願いしますを繰り返して頭を下げ続けるのが、政治家を選ぶ

選挙活動だと知られたら、日本の恥を通り越して滑稽をも通り

越して、理解不能としか捉えられないと考えるのが、冷静な評価

というものだと思います。



しかし、残念ながら現実を直視して認めなければなりません。



この「お粗末な」現象が、政治を決める選挙の現実です。その結果

三権分立を愚弄し、民意を軽視する意思決定の寄り合い会合と

施策が実行されているのが我が国の悲しい現実です。



にもかかわらず、この選挙で当選した山内和彦氏は、次回選挙で

政党の公認が得られないと判明すると「世話になった人や有権者を

裏切ることはできない」と筋を通して出馬せず、東日本大震災後の

政治の無策ぶりに義を感じて無所属で出馬すると、当選時の数分の

1しか得票できない結果に同情すら感じます。



こうなると、有権者に理性を求めるのが酷なのか、自分の生活の

延長としての社会のありようを考えようとせず、受けるか引くか、

好きか嫌いかで判断し、正しさより人間関係で物事を処していく

日本人のメンタリティに希望を失いそうになります。



山内和彦氏と監督は、続編の2を撮影・公開したそうですが、

日本人は海外で反響と話題にならないと、関心を寄せないので

しょうか。



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by mack-inomata | 2013-11-28 19:16 | 映画(CINEMA)

クロワッサンで朝食を


久しぶりに、フランス映画を観てきました。



uneestonienneaparis.jpg



パリの街角を背景に、妙齢のマダム2人が腕を組んでロンドネ

するポスターから、「花の都パリでの素敵な物語」をイメージ

しますけれども、原題は「Une estonienne a Paris」といい、

パリで暮らすエストニア人とか、パリのエストリア女とか、そう

いうタイトルです。



エストニアは、私もバルト三国くらいの情報しか知らなかった

ので、何かを語れるような身分ではございませんが、バルト海

沿岸の最北国で緯度は60度。スコットランドのオークニー諸島

より北ですし、ノルウェイ、フィンランド等と同じような北緯

ですから、ものすごく寒い田舎であることは間違いないでしょう。



エストニアからパリに出て地位を築いた有閑マダムを、同じエス

トニア人が家政婦に出掛ける物語です。パリを憧れの街とする

なら、極東の島国から西洋の花の都に憧れるのも、もしかすると

同じ構図なのかもしれません。それで、邦題はロマンを感じさ

せるものになったのかと思いました。



しかしながら、映画の内容はフランス映画のそれで、淡々と日

常を描くLa vie quotidienneな内容ですから、ティファニーで

食事をするようなロマンティックな演出は一切なく、むしろ目を

向けるべきはパリとパリジェンヌの暮らしにあり、いかにも

らしい映像を愛でることができるかどうかが鍵をにぎります。



そうして、エストニアであるところは世界各国の名前が入っても

同様でしょう。もちろんジャポネーゼだってフランス語さえ

話せればあり得る話です。



つまりフランス語の敷居が高いと感じる方にとって、遠い異国

の出来事であることから動かないとすれば、それは配給会社と

オーディエンスにとって幸福に近づけないことであり、ジャン

ヌ・モローの演技を楽しむために、それぞれがもう一歩前に

踏み出すことが求められます。



そういう意味で素晴らしい大人の映画でした。



感謝!



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by mack-inomata | 2013-11-05 12:40 | 映画(CINEMA)