映画好きな株式公開/上場(IPO)を目指す会社の経営戦略、マーケティング、M&Aを応援するCSR経営コンサルタントのプライベート(非公式)ブログです。


by mack-inomata
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新宿国際劇場閉館

新宿駅東口から2本目の細い通り、正式には武蔵野通りという

そうですが、そこにある新宿国際劇場が閉館していました。今日

通りかかって気づきました。



shinjuku-kokusai.jpg



新宿国際劇場は、いわゆるピンク映画の専門館で、いまや懐か

しさすら感じる昭和の風情を色濃く残した佇まいに、通りがか

ると気を引かれたものでした。



私が生まれ育った町にも昔ピンク映画館があり、小学生の時分

にバスに乗って通りがかると、町中に突如現れる肌色いっぱい

の映画看板に赤面して下を向いたものです。



そちらの方はバブル期前後に閉館となり、興味がありながらも

ピンク映画館には未だについぞ入ったことがないのですが、

インテリアなどはニュー・シネマパラダイスに出てくる昔の

映画館そのまんまだったようです。




ニュー・シネマ・パラダイス



そういう意味では、ポルノ映画には対した興味もないのですが、

人生の経験として一度くらいは入ってみたかったなと思います。



昨今は、あまりピンク映画が話題になることはありませんが、

失われた過去になる前に、一度くらいは覗いておかなければと

変な使命感を感じました(笑)



感謝!



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by mack-inomata | 2014-02-27 15:00 | 映画(CINEMA)

アメリカン・ハッスル


ハッスルとは、俗語で詐欺という意味だそうです。

70年代のアメリカが舞台の詐欺師をモチーフとした作品。実話

だそうです。




アメリカン・ハッスル (AMERICAN HUSTLE)



日本でも70年代を髣髴とさせるものはほとんどありませんが、

アメリカも同様でしょう。アメリカ人がこれを観るとノスタル

ジーを感じるのだそうです。時代の雰囲気としては、太平洋の

対岸の島国でも、その雰囲気を理解することができます。



マッチョで、羽振りよく、自意識過剰な連中です。



しかしながら、本作の主人公は詐欺師ですから、そんなにマッ

チョでも、羽振りもよくなく、自意識も過少というくらい。

そのビミョーな感覚がノスタルジーの対象なのかな、と思い

ました。そういうビミョーな作品です。



しかし、キャスティングと脚本は地味に秀逸で、至宝のセリフが

ちりばめられています。曰く、



「人は自分が信じたいことを信じる」

「体はブヨブヨ、でも自信タップリでステキ」

「親父に教わった”人に優しく”と」



これらは、映画としては演出なのでしょうが、少しゆるくノス

タルジー感たっぷりの銀幕では、むしろ輝いて見えます。



それを銀幕のなかのノスタルジーで片付けてしまうか、ノスタ

ルジーのなかの宝石とみるかによって、味わいが大きく異なる

作品といえるでしょう。



日本の配給会社が作るトレイラーやキャッチコピーは、集客

目的で作品の本質からズレてしまっていますが、幸いにも

本作の公式サイトにいくと、アメリカ本国でのトレイラーも

併せて公開されていますので、そちらを観てから劇場に足を

運ぶことをおすすめします。



感謝!



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by mack-inomata | 2014-02-25 13:18 | 映画(CINEMA)

またまた出ましたウォール街のブローカー・ストーリー。




ウルフ・オブ・ウォールストリート



ウォール街の株式ブローカー物といえば、その名もウォール街が

有名ですが、あちらはブローカーが主役ではなく投資家のゲッ

コーが主役でした。



こちらは正真正銘のブローカーが主役で、駆け出しの新入社員が

一躍成功して証券会社のトップに登りつめるという内容。その

成功物語と転落物語に続く内容は、この街を元に脚本を書けば

100本が100本そういうことになる、というお約束なので

しょう。



そのウォール街とは、ニュー・ヨークはマンハッタン島の南端

近くにある証券取引所が所在する通り名で、日本でいえば東京は

日本橋兜町といったところになりますが、向こうは貧富の差が

激しいからか鼻持ちならない奴ば跋扈している匂いは、日本の

比ではありません。



その想像の範囲を越えるといいますか、道徳そっちのけの非常

識さとでもいうものを眺めて笑って悲しいかな羨望する時間と

なること請け合いです。



物語の最後に有罪となるのは、法を破ったからなのか、道徳を

踏み外したからなのか、観ながら笑った私たちも有罪とはなら

なくても同罪ではないのか、そういう人々が市場と社会を構成

しているからリーマン・ショックや金融恐慌が起こって恐怖に

おののくのではないのか、つまり、笑いと恐怖は紙一重では

ないのか。



それらを、コーラでポップコーンを流し込みながら観るのを

忘れてしまう人たちが我々であることを、主役を買ったレオ

ナルド・ディ・カプリオが笑いながら笑わせてくれる作品です。



「オレもお前も同じ穴の狢だよ」かな?



感謝!



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by mack-inomata | 2014-02-24 13:15 | 映画(CINEMA)

1976年のF1グランプリ選手権の物語。




RUSH プライドと友情



1976年と書いてみて気づくのは、かれこれもう40年近くも

前のことになるということです。富士にF1が来るとか来たとか

雨がすごかったとか事故がすごかったとか、私の周囲で騒ぎが

あったことだけはボンヤリと憶えています。



"映画"と同じく現代の視点から看れば、私自身の経験値は当然

当時より上がっているわけですから、なるほど合点がいくストー

リーでもありますし、激しいチャンピオンシップ争いというのは

現代のF1でも同様です。



ただ、F1レースをモチーフとした作品として考えると、他にも

似たような関係というのはあるもので、チャンピオンシップとし

てはレベルが低いもののドライヴァーが事故でなくなっている

ものとしてはジル・ヴィルニューヴとディディエ・ピローニが、

事故としてはレベルがひくいもののチャンピオンシップとして

激しいものにはアラン・プロストとアイルトン・セナの例が容易

に挙がるでしょう。



とはいえ、激しいチャンピオンシップ争いと事故の衝撃と復活

劇としては、このニキ・ラウダとジェームス・ハントの例ほどの

ものは他にありません。約40年前という時代感も、歴史を感じ

させる映画の企画として良かったのだと思います。



本作は、F1ファンを中心に告知が始まった昨年より話題となっ

ていましたので、クルマやレースが好きな方がご覧になってい

らっしゃるかと思いますが、映画のプロモーションで用いられ

ている「あなたの生涯の1本を塗り替える。壮大なヒューマン

ドラマ」という映画ファン視点からみると、それは別の問題

でしょう。



なぜなら、本作の最後に登場するニキ・ラウダのインタビュー

映像のリアリティの方が、それまで2時間に亘った制作された

演技のリアリティを、遥かに凌駕しているからです。



そして、ドラマの一方の主役であるジェームス・ハントが既に

鬼籍に入っていることからすると、この作品はよくできたフィ

クションのドラマであるといえます。



だからこそ、毎年テレビで放映されるF1サーカスのレースより

も、レースらしい映像が楽しい作品でした。



個人的には「やっぱりF1にはマールボロがなくちゃ雰囲気が

出ないね」と感じましたよ。



きっと古くからのレースファンの方は、そういう雰囲気のなかに

男とレースの汗と熱気を感じていただけるのではないかな、と

思います。



感謝!



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by mack-inomata | 2014-02-20 12:50 | 映画(CINEMA)

清須会議


映画の公式サイトには「三谷幸喜監督最新作、傑作歴史エンタ

テインメント!」とディスクリプションされていますが、普通に

面白かったです。




清須会議



三谷幸喜氏の作品は、どれも喜劇を基本路線としているので、

本作もステレオタイプな時代劇から外れた、新しさが特徴の

作品です。



この”新しさ”こそが、この作品のポイントになるのでしょう。



すなわち、もし三谷氏のファンの方なら、いつものクスッと

笑わせてくれるユーモアセンスに乗って、一般的には歴史上の

一史実として通過してしまう出来事を、映画館のスクリーンの

前で楽しく笑いながら観劇体験できますから、モチーフが役所

広司さん扮する柴田勝家と大泉洋さん扮する羽柴秀吉との権力

争いを茶番劇のような滑稽さ溢れる新しさで味わうことができ

ます。



対して、もし三谷氏のファンではない、あるいは伝統的な時代

劇ファンの方なら、これは文字通りの茶番劇であって、新しい

とはいえ常軌を逸脱したドラマでも芝居でも演技でもない、ただ

のお笑いに映ってしまうでしょう。



三谷幸喜さんという方は、これまでも様々なモチーフをして、

枠内で枠にはまらない料理をすることを得意としてきた方です

ので、両者の評価は先刻予想済みだと思います。



私自身は、これまで書いたとおり、両者の立場から観て、むしろ

映像表現として楽しいと感じましたので、存分に「映画として」

楽しませていただきました。



むしろ、今後の三谷さんに期待したいことは、枠外で枠を守る

ような種類の作品作りを希望することで、それを見てはじめて

「新しさ」を感じたいということです。



感謝!



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by mack-inomata | 2014-02-19 12:33 | 映画(CINEMA)